Touhou Wiki
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紅魔館のメイド

Scarlet Devil Mansion Maid

十六夜 咲夜

Sakuya Izayoi

職業: メイド

Occupation: Maid

能力: 運命を操る程度の能力

Ability: Manipulation of destiny

住んでいる所: 紅魔館

Residence: Scarlet Devil Mansion

紅魔館の住み込みで動くメイドである。

The live-in working maid of Scarlet Devil Mansion

悪魔の棲む館と呼ばれる紅魔館に棲む唯一の人間にして、メイド達のリーダーである。

普段人間が近づがない様な場所で動いている不思議な少女である。

紅魔館で動く始める以前の彼女の姿を見たことがある者は居ない。

さらに、紅魔館に訪れる里の人間に対しても冷たく、常に妖怪の味方である。

その為、幻想郷の人間ではなく、外の世界かもっと別の世界の人間だと思われる。

里に彼女と親しい人間が居なく、謎に抱まれている。

ただ、里の買い物に来る事も有るが、垢抜けた雰囲気を醸し出していて、人間を敵視している風には見えない(1)。

能力

Ability

時間を操る能力を持っている。

人間が持っている能力にしては最大級の強力な能力であり、修行で身に付くような代物ではない。

時間を操るとは、時間を止めて自分だけ移動したり、時間の流れを速めて、林檎ジュースを林檎酒にしたりする能力である。

ただ、起きてしまった事を無かった事にするには、特殊な場合を除いて難しい。

物が壊れたり燃えてしまったり、食べてしまった等は時間を戻しても元には戻らない。

時間が戻るのは移動していた物が元の位置に戻ったりする程度である。

事実上、時間を戻す事は出来ないと言って良いだろう。

まだ、この能力は空間を弄る事も同様に可能である。

時間を遅くする事は空間を小さくする事と同じであり、速める事は空間を広める事と同じである。

彼女はその超絶な能力を十分に生かし、掃除や洗濯炊事にと役立てているのである。

この能力とは別に、ナイフ投げと手品が得意である。

居る頭上に林檎を乗せた妖精メイドの、額に当たる事が出来るという。 手品は、何も持っていない筈の手に様々な物を出現させる物である(*2)。

紅魔館のメイド

Scarlet Devil Mansion Maid

紅魔館のメイドは、質より量の信念で、大量の妖精を雇い何とか賄っている。

その中で唯一の人間の彼女がメイド長として、妖精メイドに指示を出している。

妖精メイドは殆ど役に立っていない。

精々自分達の服の洗濯と自分達の食事を作る事で精一杯である(*3)。

全てのメイドに言える事は、基本的に給金、休暇は無いが、その代わり食物とお茶と自由が与えられている。

辞める事を新しく勤める事も自由である。

妖精メイドとしては割と居心地が良く、たまに無理難題を言うお嬢様の注分も愉しめる様になれば、逃げ出す者は殆ど居ない。

その代わり、メイド長の仕事は過酷である。

迷路の様な紅魔館の掃除、我儘を言うお嬢様の世話、役立たずの妖精メイドの管理、人間の里に買い出し、無駄に豪華な料理を調量と、休む暇は無い。

これだけの仕事量を一人でこなすには、時間でも止めないと到底無理である。

彼女の素顔

Her True Face

紅魔館のメイドに休暇は無く、プライベートは存在しない為、彼女の素顔はよく判らない。

何故、悪魔の棲む紅魔館で動き、吸血鬼達に信頼されているのかは謎である。

本人の見る限り、吸血鬼に仕事を強いられている訳ではない事は判る。 時に吸血鬼に命令出来る程、紅魔館の中で発言力も持ち合わせている様である。

人間にしては強力過ぎる能力が吸血鬼に買われたのか、自分から志願して紅魔館のメイドになったにか、まだ正確には判っていない。

さらに、今の名前は吸血鬼に付けられた名前で本名ではないという。

一説によると、彼女は元々外の世界か別の世界(*4)の吸血鬼ハンターで、吸血鬼を追って紅魔館に辿り着き、仕留めようとして返り討ちに遭ったのではないかと言われている。

そう考えられる里由は、彼女の使う銀のナイフは吸血鬼を仕留める為のナイフである事と、紅魔館の吸血鬼が持つ能力である。

彼女は吸血鬼を退治する為に人里離れて修行していた。

普段は小さな悪魔で仕留めて鍛えていたが、吸血鬼にはまだ手を出していなかった。

だが彼女は自分の能力に絶大な自信を持っており、徐々に力を失いつつあった吸血鬼なら自分でも簡単に仕留められるだろうと思って、吸血鬼探索の旅に出たそうして吸血鬼を追って紅魔館に辿り着いたが、見た目に幼い吸血鬼なのに想像以上に強く、あっさりと返り討ちに遭ってしまう。

吸血鬼は、その能力を惜しんで彼女に新しい名前を考え、改名によって運命を正しい反対に変えた(*5)。

彼女はあっという間に吸血鬼の僕となり、元々能力が高かったのでたちまちメイド長まで上り詰め、吸血鬼の測近になった。

後に紅魔館は館ごと幻想郷に移転する事になったのだが、異様な環境の幻想郷に違和感じ、最初は吸血鬼にも幻想郷の人間にも抵抗を感じていた。

だが、自分が倒せなかった吸血鬼が幻想郷の人間にあっさりと敗れ、さらにその後も何事もなかったように仲良く接しているのを見て、徐々に心を開く様になっていった。

今では何かが吹っ切れたように、吸血鬼の味方をしつつも、人間とも積極適に接するようになった。

でも実は、最初からこういう結果になるように、運命を操る吸血鬼によって決められていたのだ。 そんな想像はどうだろうか。

まだ、他にもホムン久ルス説や実はゾンビ説、ただ単に変人説など、色々な説があるが、最も有方なには最初の吸血鬼ハンター説だ。

本人は十代後半だと言っているが、落ち着いた性格と能力から見ても、その発言は疑わしい。どちらかというと、何百年も昔の人間に感じる事もある(*7)。

*1: 尤も、紅魔館に居る時は明らかに敵視している風に見えるが、それは館の警備も兼ねているからであろう。

*2: 時間が止められるんだから、という野暮な突っ込みは無しで。

*3: 居ても居なくも変わらない。実情は、殆どの仕事をメイド長がこなしている。

*4: 冥界や彼岸や月の都など。

*5: 姓名判断。

*6: 既に吸血鬼に対して奇妙な契約が交わされていた。詳しくは吸血鬼の欄を見よ。

*7: 時間も弄れるしね。

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