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寄せ集めでもなく、一つで完結した内容でもないと言う不思議な本ですね。
 
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It's not a miscellany, nor completed with it's self. it's strange book, I guess.
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It's not a miscellany, nor completed with it's self. it's a strange book, I guess.
 
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Revision as of 09:46, 22 September 2009

PMiSS beer

あとがき

Afterword

あ、どうも、いつものZUNです。

Ah, hello, it's ZUN as usual.

『東方求聞史紀』を読んでいただき有難う御座います。

Thank you for reading "Touhou Gumon Shiki."

設定資料集とは名ばかりの幻想郷内設定資料でしたが、東方の事をかなり深く知らないと楽しめない内容はいつも通りですな。

と言うか、「幻想郷縁起」以外の『求聞史紀』部分って表紙と後書きだけだと言うのもアレですが。

さて、今回は出来るだけ物語性を排除し、極力客観の視点で構成しました。

その上でリアルな視点で物を見る事が出来るのは、やっぱり幻想郷の人間が最適な訳で、そう言う理由で私の代わりに阿求に出て貰いました。

もう何度も言っている通り、幻想郷は牧歌的な、ある意味平和ボケした世界です。

I've said many times so, Gensokyo is a pastoral and "peace at any price" kind of a world.

そこで命が危険にさらされる事があるのは、殆どの場合、それが人間と妖怪のお約束である戦闘です。

その戦闘を抽象化したのが弾幕と考えれば、無駄の多い攻撃も理解出来るし、ゲームを考える時に新しい事も考えやすい。

無理矢理なゲーム性を付ける必要が無くて、ゲームは気持ちの良い物になるでしょう。

ゲームの資料の筈なのに、一切ゲームには触れていないのは、ゲームの事はゲームで完結して欲しいと思っているからです。

実際、この本の内容なんて、ゲームを遊ぶのに全く必要の無い情報ばかりなんですよね。

元はシューティングゲームと言う、過去の偉人が組み立てた世界の上に成り立っている作品と言う事も大きいですが……。

では、この本の情報は何なのかというと、それはゲームに限らず、東方を愉しむ為の資料という位置づけです。

寄せ集めでもなく、一つで完結した内容でもないと言う不思議な本ですね。

It's not a miscellany, nor completed with it's self. it's a strange book, I guess.

何にしても、イラストを描いて頂いた唖采さん、つくりものじさん、秋★枝さん、TOKIAMEさん、神馬耶樹さん、病さん、不思議な本を出させて頂いた一迅社さん、有難う御座いました。

Anyway, thank you to the illustrators -- Asai, Monoji Tsukuri, Aki Eda, TOKIAME, Yagi Shinba, and Yamai -- and Ichijinsha, who published this odd book.

で、今回、阿求が九代目なのが何故なのかと考えると、独白は面白い置き換えが出来ると思いますが……

ま、それは別の話。

Well, that's a different story.

博麗神主 ZUN

Kannushi (Shinto Priest) of Hakurei Shrine ZUN